代表
次世代の視点
個性豊かなご利用者おひとりおひとりの尊厳を最期まで守り、花の家を選んでくださったご家族の特別な思いに応えていくことは、大変な責任だと感じています。
一方で、新しい理念には、未曾有の超高齢社会を担うこどもたち=次世代に、認知症・看取りケアを「大変な仕事」として残さないことに取り組みたい…という思いを込めました。
創業者や支えてくださった方々にとって、理念の追求は茨の道だったのを見てきました。間に立つ世代として、関わってくださる方々と話し合い、学び続けながら、赤ちゃんから高齢者まで、全ての世代にとっての尊厳について考えていきたいと思います。
相談役
1992年に現「日本いのちの花協会」の前身である「京都在宅ケア研究所」を開設。
1994年、医療とケアに人間の尊厳を求める「いのちの花の会」カードの発行で、多くのマスコミに紹介される。
同年、日本いのちの花協会(有限会社)を法人として設立。1995年より、認知症高齢者の最期の看取りまでを行う、[花の家]を運営してきた。
2023年10月に、代表を長女西原のり子が承継する。
宮田さよ子 著書紹介
私は高齢介護請け負い人
岩波書店(1999)刊
現在の仕事の原点ともなる生い立ちや、看護の仕事と学業の青春時代。共働きの結婚生活と子育て。
最期を看取る専門看護・介護付き終身ホーム開設に伴う泣き笑い。ナイチンゲールに憧れながら生きてきた、壮絶だけどおもしろい半世紀。
認知症であっても
寝たきりであっても
がんであっても
いのちの花を最後まで
幻冬舎ルネッサンス(2014年)刊