著書紹介

認知症であっても 寝たきりであっても がんであっても いのちの花を最期まで

著者:宮田さよ子
幻冬舎ルネッサンス(2014年)刊

ご利用者が人間としての尊厳を最期まで失うことなく、「生」を全うしてくださることを願って。
京都市で20年にわたり、看取りケアに重点を置いた有料老人ホーム「花の家」を運営してきた現役看護師による渾身の提言。

一般書店にて発売中 書店にない時は当事務局へお申し込み下さい 。

認知症であっても 寝たきりであっても がんであっても いのちの花を最期まで

著者:宮田さよ子
岩波書店(1999)刊

人の死を予感したとき、「看取り婆」が行うべき最も大きな仕事は、対象者に苦痛があれば、その苦痛を最大限、軽くすることである。そして大往生に至ってもらうのである。そのために、医師や家族やケアスタッフの協力が要る。苦痛を軽くしたり、本人の気持ちに添ったきめ細かなケアをすれば、高度な医療に匹敵、いやそれにも増してその人に備わった本来の寿命を全うする効果があるのではないかと私は経験上感じている。
 (「はじめに」より)

一般書店にて発売中 書店にない時は当事務局へお申し込み下さい 。

●ご家族にぜひ読んでもらいたい

「介護」の2文字は、いずれ直面する問題だけれど、出来るだけ先延ばしにしたい。
そんな私にとって、「高齢介護の請負人」という言葉はいかにも重い響きだった。このような仕事を、自ら名乗りをあげた宮田さんという方は、いったいどんな人だろうという興味だけで、読み始めた。
前半は、かなり複雑な環境にもかかわらず、愛され、自立して、人々の暖かいまなざしの中で幼年期・少女期を過ごしたことが、天草の入り江の村の豊かな自然と日本のどこにでもあったであろう農村の暮らしぶりとともに、いきいきと描かれていて一気に読んだ。
その後、看護から「尊厳ある生の全うを求めて」高齢者介護の道を進むなかで、本当に厳しい、ある場合は凄まじい場面に直面することになっても、この仕事に誇りと喜びを見出して進みつづける宮田さんの根っこは、すべてあの天草の村にあるのだと感じた。
厳しい現実を描いても、終始変わらない、宮田さんのぬくもりを感じる文章のおかげで、とても読みやすかった。
「介護」「高齢者」という言葉と縁遠いと感じている人々、とりわけ「介護」という新しい関係をいずれ結ぶことになる私の家族に、ぜひ読んでもらいたいと感じた。
 (感想より)

※詳細は電話にてお問い合わせくださいませ。

075-723-2909(受付時間/9:00~17:30)